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リンクスサムネ

2023.06.24

店長インタビュー┃京都市左京区 バーリンクス

大美ちひろ

リンクス外観

京都市左京区、この独特の街は若者のエネルギーに溢れている。

一つとして同じ店がない、ユニークなカルチャーが息づくこのまち。

そんな中、一軒のバーが注目を集めています。

常連客たちが会話と笑顔で空間を満たすその店は

まるで微笑む古都の心臓部のよう。

忙しい日々を過ごす中で、ちょっとした幸せを探す旅は心の宝物となる。

左京区、このバーは、心の宝物を見つけたいと願う全ての人々にとって、まさに一生の宝物です。

大美千尋

 

 

 お店の開業を考えていらっしゃるお客様にむけて、

 ShuJu不動産では、自身の通うおススメのお店を紹介していきます!!

 今回は、大学生から社会人まで幅広い世代から注目を集める「バー リンクス」の店長・冨澤友佑さんをインタビューします。


 

 

店長の写真

漢でありたい、と彼は云う。

 

ーBAR リンクスのコンセプトを教えて下さい。

 

冨澤:武道……ですかね。”漢”である事、それが根幹です。漢には、洗練さえすれば男女関係なく成れます。

 

ー日々鍛錬に励んでらっしゃいますもんね。お客様にも”漢”であってほしいと思いますか?

 

冨澤:全く思いません。個人の没入ですからね、雪掻きや穴掘りに近い。

だから、”漢”の要素は店のコンセプトとして押し出すというよりも、内面化しておきたいんです。悟られない程度にそこに在るものとしての、”漢”。

 

抜刀

”疾さ”を見せつける冨澤さん

 

ーそんな漢気が静かに溢れるバーリンクスは、どんなお客様がいらっしゃるんですか?やっぱり、自然と武士が集まってくるのでしょうか。

 

冨澤:社会人さんと学生さんが半々くらいですね。学生さんは京大、京都芸大、同志社、立命館の方が多いです。

 

まなちゃん

この日も店内には幅広い年代のお客様が見えた。

 

酒を飲みながら読書をする人、偶然居合わせたお客さんとお喋りをする人。

バーリンクスは、このまちの居間のような場所であるらしい。

 

ーメイン商品はお酒だと思うんですが、価格帯ってどんな感じで設定しているんですか?

 

冨澤:カクテルは一杯300円から。ジン、ウォッカ、テキーラ、ラムは500円、ウイスキーも500~1000円とかですね。

 

ーお安くされてますね。やっぱり学生さんが多いからですか?

 

冨澤:お金はそんなまあ~~、ちょっと黒字出たらいいかなくらいで……

 

ー生きていけてますか!?

 

冨澤:生きてま~す!!イェーイ

ダンシング

先ほど突発的に脱衣をされたので、

シャツがはだけている冨澤さん

ーカニさんだ。営業時間を教えて頂けますか?

 

冨澤:カニ食べたい!北海道行きたい!(狂)

 

19時開店で、早いと2時まで、遅いと朝までやってます。お客さん次第ですね。

 

ー店名の由来を教えて下さい。

 

冨澤:猫が好きなんで、ヤマネコという意味の「lynx」と、友達が沢山欲しいという思いで「link」を掛け合わせました。それでリンクスです。

 

 

酒

 

ーお店を始めるまでは、何をされてたんですか?

 

冨澤:立命館大で日本史を学びながら、色んなバイトをしてました。でも1週間でクビになることが多くて…

 

ーなぜ!?

 

冨澤:動きが、気持ち悪いから。

 

ーああ、”疾”すぎて?

 

冨澤:そう、すぐどっか行っちゃって、仕事しないんですよね。

 

ーウケる。卒業後は働かれたりしたんですか?

 

冨澤:普通に就活して、不動産の分譲部門にいました。これも2か月で辞めましたね。

 

ーあら、どうしてですか?

 

冨澤:もう全てが合わなかったです。物質的なものにしか着目しない業界の不条理さがしんどかったですね。

 

ー確かに、冨澤さんのキャラクターとは対極にある業界だと言っても過言ではない。2か月間、本当にお疲れ様でした。

 

開店当初(11年前)の冨澤さん

昔の写真

昔から、既存の集団に入って馴染む事が苦手だった。

だから、人を集める「旅」を選択した。

 

 

ーでは、お店を始めたきっかけのお話を聞かせて下さい。

 

冨澤:学生時代めっちゃ競馬強い先輩がいて、その人がお酒とか沢山奢ってくれてたんですよね。

皆で木屋町あたりで飲み歩いて、朝方に鴨川デルタで僕が吐いてる隣で友達がビートルズを弾き語る……

そういった濃密な時間が原風景になってますね。そんな毎日に、バーのバイトを始めてみたら性に合ってたんです。

職歴のところで話した通り、既存のコミュニティに参加して馴染む事は僕には向いてなくて、それなら自営業やな、喫茶店かバーやなって。

 

写真

 

ーでは、開業にあたって大変だったことのお話を聞かせて下さい。

 

冨澤:まず物件探しですね、テナントって初期費用がものすごく嵩むので。それでなんとか安い所は無いかなと探しまくった結果、この敷金礼金保証金ナシの物件を見つけたんです。

だからこの物件を選んだんですが、僕の友人の活動範囲の立命館大エリアからはちょっと距離があって……。

常連さんはついてくれるんだろうかと、不安がありましたね。

 

ー知り合いがいないエリアでの開業、大変だったことでしょう。物件ってどういう選び方をしたんですか?

 

冨澤:居抜き物件である事は絶対で、あとカウンターの有無ですね。この物件の見学に来てカウンターを見た時、2秒で「ココや!」と決めました。ここでの己の在り様が目に浮かんできたんです。

 

とみこさん

店のコンセプトとか無い。

僕がどう在るか、それが大事。

 

ーこれから飲食店を始める人たちに向けて、先輩としてアドバイスを頂けますか?

 

冨澤:あんまり自分がアドバイスを与える立場だと思わないから難しいな(笑)

でも一つ言えるとすれば、「あるがままで在ること」ですかね。どんなに取り繕っても、いずれメッキは剥がれる。

ありのままの自分でいれば、お客さんも好き嫌いをはっきり示してくれるし、緊張せずいつも通りの自分でいられる。その方がいい店でいられるんじゃないかと思います。当然、一概には言えないんですけど。

 

何に!?

 

ーでは最後に、バーリンクスのPRをお願いいたします!

 

冨澤:おひとり様が多いので、気楽に来てもらえると思えます。安心して来て下さいね。お待ちしております。

 

 


ダイニングバー リンクス

営業時間:19時開店、早いと2時閉店。状況次第で朝まで。

所在地: 〒606-8411 京都府京都市左京区浄土寺東田町20 飯田ビル 一階

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余談ですが、リンクスの隣のテナント物件、今なら借りられます♥

乗るしかない、このデカい波に。(ご成約済です)

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大美
大美ちひろ

ShuJu不動産の営業&クリエイティブ担当&一児の母。 一年に一回以上引っ越すという多忙な学生時代を過ごし、多めに一年間の学習期間を経て、新卒としてShuJu不動産に参加。 特技はだいたいの楽器が弾けることです。『私ほど短期間で内見をした人間はいないでしょうね。はい、住みやすさを考えたお家の案内ができますよ』と周囲を圧倒していた。

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