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サムネ

2023.07.15

【下鴨・松ヶ崎エリア】デカすぎる8DK古民家を攻略せよ! もちろんルームシェア可。

Horiuchi

シェアハウスに情熱をかける男、堀内です。

本日の物件は下鴨エリアと松ヶ崎エリアの間ぐらいにある物件です。

 

sakuragicho-map

Y字の隣人

京都市の地名を説明する際、通りが「碁盤の目」になっているので説明しやすい、とよく言います。

縦に走る通りと横に走る通りを言えば自動的にどこなのか分かる、ということですね。

 

碁盤の目も便利なのですが、こと下鴨エリアを説明する際に便利なのがY字になっている鴨川です。

Yの左上(賀茂川)と右上(高野川)が交差する地点がデルタなわけですが、その北側が下鴨エリアになります。

 

今回の物件はY字の右上側(高野川)沿いで、北大路通りを少し北にいったところにあります。

たいてい北大路通りぐらいまでを下鴨と呼びますが、それより北は松ヶ崎とか北山とか呼ぶ感じになってきます。

京都府立大学、ノートルダム女子大学、京都工芸繊維大学という感じで、どうも大学が集中しているエリアでもありますね。

 

そんな大学生たちにも親元を離れてシェアハウスしてほしい……

という思いで今回は松ヶ崎西桜木町のシェアハウス向きの一軒家をご紹介します。

 

 

いざ入門

sakuragicho_exterior

デカ過ぎんだろ…

塀と門扉。

見るからに広いです。

 

sakuragicho_shutter

角度を変えるとなおさら広さが際立ちます。

右画面端に映っているシャッターもこの家のものです。

とにかく間口(道路に接している箇所)が広いわけです。

 

sakuragicho_entrance

早速贅沢にも2段だけ階段がついています。

入門しましょう。

 

sakuragicho_yuubinuke(郵便受け。だいぶ草木が生い茂っています)

 

sakuragicho_garage

シャッターの奥のカーポートはこうなっています。

簡単な屋根があるものをカーポート、屋根がないものをカースペースと言い分けるそうです。

 

sakuragicho_outside_storage

向かって右手側の庭です。

正直言って雑草が多いですが、奥に咲いているのは紫陽花でしょうか。

更に奥にはデカい物置が見えます。持て余したアウトドア道具などを収納できそうです。

 

探検の、はじまり

最初に言っておきますが、この物件は中に入っても本当にデカかったです。

間取りをご覧ください。

sakuragicho-floor plan

デカ過ぎんだろ…

なんと8DKです。

建物面積184.68㎡とのことで、脅威の広さです。

 

ShuJu不動産ではいつも3Dスキャンをやっているのですが、あまりに広すぎたので全部一発で撮ろうとすると失敗してしまいました。

 

いつもは鳥瞰図を見るところから物件紹介を始めるのが好きな僕ですが、

今回はダンジョン探索をする虫になった気持ちで臨みます。

 

——————

かつてのRPGはマッピングという作業が必要だった。

方眼紙を使いつつ自身の通過した場所を記録し、マップを作っていく作業。

しかし、いつしかオートマッピングが当たり前の時代となった。

意識せずともマップが表示され、「自分が今どこにいるのか」という切迫した意識が喪われたのだ……

——————

 

最初のフロア

フロアとは英語では「階」を意味しますが、日本語(和製英語)では「エリア」的な意味合いも持っています。

まずは玄関入ってすぐのフロアを見ていきましょう。

sakuragicho-map1

sakuragicho_entrance_inside

sakuragicho_first impression

いきなり複雑です。

玄関の足場がL字になっており、左手にはドア。

前方には小さな障子戸がついています。

 

sakuragicho_2jou washitsu

前に進んでみましたが、あくまでも2畳の和室です。

玄関入ってすぐのところにありますので、ウチとソトの境界の役割といったところでしょうか。

 

人力3Dスキャンによりマッピング完了です。

8DKのダンジョンの冒険はここから始まります。

 

 

フロア2——お茶の間のある生活

みなさんは「右手の法則」「左手の法則」というものをご存じでしょうか。

迷路で迷わないための必勝法です。

左手ないし、右手の壁伝いにひたすら移動し続ければ(内側の部分以外は)自動的にダンジョン探索が最後まで終わるというものです。

 

ここでは右手の法則に従って真っすぐ次のフロアへ向かいましょう。

sakuragicho-map2

 

sakuragicho_4jou and half

そこには4畳半のお茶の間がありました。

真ん中に掘りごたつ。畳が掘りごたつを取り囲むカタチで置かれています。

 

sakuragicho_4jou and half air conditioner

ご覧のようにエアコンも完備です。

心置きなくお茶の間ライフを楽しめます。

 

sakuragicho_storage under stairs(階段下の収納もあります)

 

先へ進みましょう。

sakuragicho_dining

やけに近代的なダイニングキッチンです。

それもこのジグザグに木目を交差させたフローリングの張り方ゆえでしょう。

こういうのをヘリンボーンといいますが、開きにしたherring(ニシン)のbone(骨)の模様からそう名付けられています。

 

nishin

この骨ですね(僕は軽く集合体恐怖症なのでこの魚の写真は気持ち悪く感じます)

 

ニシンはともかく、キッチンも広々で料理しやすそうです。

sakuragicho_kitchen

 

広いダイニングですので、お茶の間を使わずともここでテーブルを置いて食事してもよいかもしれませんね。

sakuragicho_dining2

 

さてさて、このお茶の間とダイニングキッチンもマッピング(?)完了です。

3Dスキャンでご覧ください。

しかし、4畳半に対して実際にこういう畳の置き方をすることはけっこう珍しいですね。

そういえばShuJu不動産のロゴマークも、実はこの4畳半をイメージしたものです。

 

 

shuju-logomark(拡大!)

 

このお茶の間があるのは、ShuJu的には応援したくなる家です。

 

第三のフロア――続き間の和室

「右手の法則」に従って進みますが、水回りは後でご紹介しましょう。

 

sakuragicho-map3

 

北側から順番に見ていきます。

sakuragicho_engawa2

sakuragicho_tsuboniwa

いわゆる縁側ですが、せっかくの坪庭が生い茂っています。

賃貸条件として「京町屋の趣を損なう改修は、貸主承諾がなければ禁止」とありますが、賃貸なので管理業者に植栽の剪定はもしかしたらお願いできるかもしれません。

そうすればそれこそ京町家らしい趣がもっと出てきそうです。

 

sakuragicho_6jou1

南側に目を向けますと、和室が続き間になっています。

座敷のホームパーティというか、宴会ができそうな広さです。

 

sakuragicho_6jou2

収納も広い。

布団を入れるのがおそらくスタンダードなんでしょうけども。

 

sakuragicho_1F8jou

sakuragicho_1F8jou2

床の間も障子戸もあり、見事に和室です。

風情があります。

 

sakuragicho_front engawa (1)

ここは南側の縁側にあたるわけですが、だいぶ生い茂っています。

整えれば陽が当たるのでしょう。

 

sakuragicho_front garden

南側を網戸越しに覗いてみますと石灯篭が見えます。

庭が整えばかなり風情ある古民家生活が営めそうな期待がありますね。

 

3Dではこうなります。しかし、北側にも南側にも縁側があるとはなんと贅沢なんでしょう。

 

昭和モダン部屋と水回り

さすがにこれ以上は部屋の3Dスキャンをしていません。

情報量が多くなってきましたので、残りの1階部分はサッと流しましょう。

sakuragicho_showa modern

sakuragicho_showa modern2

南西側にある昭和モダンな部屋です。フローリングも窓も扉も良い味を出しています。

この扉の向こうに玄関があり、最初の位置に戻ってくると思うと、ダンジョン探索的な意味での萌えを感じざるを得ないですね。

 

要するにこういうルートを通っているわけです(赤線参照)。

sakuragicho-map-migite

どうでしょう、これが「右手の法則」です。

このルートだと水回りも通っていますので、チャッチャと紹介しましょう。

 

sakuragicho_toilet1(東側トイレット。ウォシュレットつき)

sakuragicho_washstand

sakuragicho_bathroom(洗面台とお風呂は実に綺麗に使われています)

sakuragicho_toilet2(北西側のこちらもウォシュレットつき。窓が木格子なのがこだわりですね)

 

2階も探索

以上が1階でした……ということで、はからずも「右手の法則」の不完全さが露呈しました。

廊下と階段が真ん中の方にありますので、工夫して移動しないと通らない道ができてしまいます。

 

真ん中に廊下があるこのような間取りは、中廊下とも呼ばれており、部屋が綺麗に「分かれる」傾向にあります。

ある意味では個室が確保しやすく、シェアハウス向きの物件と言えるのではないでしょうか。

 

sakuragicho_hallway(両側に部屋のある中廊下)

 

敢えて廊下と階段だけ取り出してみた3Dスキャンがこちらです。

バカデカい家の中での廊下の存在感がよく分かります。

 

で、階段ですね。

 

いざ、のぼってゆきましょう。sakuragicho_stairs

 

 

sakuragicho_2Fhallway

 

のぼった後もまた廊下が広いです。

部屋を綺麗に分けており、なんと2階にも4部屋あります。

 

sakuragicho-map4

 

シンプルに広い部屋がたくさんあります。

ダンジョン探索の発想では同じようなフロアが出てくるのもまた魅力ですが、さすがに長くなってきました。

最後は北側の6帖和室から反時計回りで一気にご紹介しましょう。

 

sakuragicho_2F6jou2

sakuragicho_2F6jou1

大胆に露出した梁のある6帖部屋です。

 

sakuragicho_view(北側の景色です)

 

 

sakuragicho_8jou1 storage

sakuragicho_8jou2

8帖部屋×2の続き間です。

床の間と障子戸。

和室of和室です。

 

sakuragicho_2F engawa

南側には縁側も。光がよく差し込みます。

 

sakuragicho_2Fseparate8jou

南東側の独立した8帖部屋でもやはり床の間。

抜かりありません。

 

これでようやく探検を終えました。

 

シェアハウスとしては?

合計8部屋。

ダイニングと隣接している部屋をリビングだと考えても独立で7部屋ある計算になります。

全員個室で配分したとしても7人住める計算になります。

全体家賃が18万円なので、単純計算で1人あたり2.6万円に。

これはリーズナブル。

 

京町家の趣を楽しめる人にとっては庭を整えればさらに良い物件でしょう。

単体で見るといかんせん18万円なのでなかなか手が出ませんが、シェア可能物件ですので、複数人でご検討ください。

 

 

庭の広さも含め、いつもの物件の3倍近くのデカさの物件でした。

 

ダンジョン探索のごとく総当たりで不器用に1部屋1部屋紹介したわけですが、結果として写真数や文字数も3倍近くのボリューム記事になっちゃいました。

 

ご興味ある方は時間に余裕を持って内見のお問い合わせをください。

 

最後に物件のまとめです

京都市左京区松ヶ崎西桜木町 一軒家

 

築年月:不詳

面積:184.68㎡(デカ過ぎんだろ…)

構造:木造2階建て

最寄り:地下鉄「北大路」駅 徒歩22分

賃料:180,000円

敷金:300,000円(敷金精算 実費)

一時金:室内清掃費77,000円から

契約期間:定期借家2025年3月31日(再契約可)

取引態様:仲介

古民家、トイレ2ヶ所、掘りごたつ、駐車場有、駐輪場・バイク置き場有

ペット相談、事務所相談、ルームシェアOK

 

マッピングいらない とってもうれしい

 

お問合せはShuJu不動産まで。

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物件番号0048←お問い合わせの際にお伝えください。

horiuchi_profile
Horiuchi

ShuJuの代表兼宅建士。京都大学総合人間学部を卒業し、修士、博士課程と順調に進学していくも、「俺は学問だけじゃなくて、シェアハウスに関わる全てのことに携わりたい」と宣言し、まさかの中退。不動産業に従事していたことから、そのまま宅地建物取引士を取得。 得意なことは社会学、契約関係、税金関係。『長い間、アカデミアに籍を置いてきました。これからは皆様のお住まいや不動産での資産形成にご協力していきたいです。私はお客様からの連絡をいつでもお待ちしています』とにこやかに語る。

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