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サムネ

2023.08.04

現役京大生店長インタビュー!語れるBAR【Katharsis】

大美ちひろ

カタルシス外観

 

ここは左京区、百万遍と呼ばれる交差点。

都大学生を中心とした学生が集う、活気に溢れるまちである。

なんだか今日は、誰かと話がしたい。

 

そんな独り言が漏れたなら、とりあえず此処で空を見上げてみると良い。

交差点の北西、地上10mに輝く「Bar Katharsis」のネオンサインが、

いつもあなたを誘っていた事に気づくはず。

 

大美千尋

 

 お店の開業を考えていらっしゃるお客様にむけて、

 ShuJu不動産では、自身の通うおススメのお店を紹介していきます!!

 今回は、学生、経営者と二足の草鞋で邁進する「Bar Katharsis」の店長・山本周雅さんをインタビューします。


カタルシス

オリジナルカクテル

”カタルシス”

 

ー折角場所がバーなんで、お酒飲みながらゆる~くお喋りしていきましょうか。

 

山本:そうしましょう!

 

ーでは早速、店名の由来を教えて下さい。

 

山本:まず、この店のコンセプトが「語れるBar」なんです。で、語りを通して、心に抱えているモヤモヤを晴らすような作用、それをギリシャ語で「catharsis(カタルシス)」っていうんですけど。

 

ーなるほど!!むっちゃ上手いこと掛けましたね!

 

山本:共同創業メンバーの反対意見にも、勢いで押し切れました。

 

ーさすがに、この洒落の勢いに勝てる案は出てこなかったか。

3人で事業を始められたとの事ですが、経営方針などを決める時って、結構揉めたりするんですか?

 

山本:そうですね、皆癖が強かったんで、死ぬほどしんどかった(笑)

僕は結構ビジョナリー方向で、論理とかどうでもエエわなタイプなんですけど、もう一人が論理ガッチリ組む人だったんです。

でもう一人は、何言うてんのか分からんタイプ。だから、いちいちぶつかるんです。三者三様で。

 

ー面白い。自分にない視点を持ってる人が集まると、スムーズに運びそうな気もしますが。

 

山本:最初はそれで持ちつ持たれつ上手くいってたんですけどね(笑)

今は相手の考えてる事とか読めるから楽なんですけど、当時はそんな能力も無く「己が己が!」ってぶつかってましたね。

 

ーああ、4月ごろの弊社を思い出すなあ……。

お調子者

なんかお調子者おる。笑

 

ー語れるバーとの事ですが、このコンセプトってどうやって決めたんですか?

 

山本:創業メンバーの中に、「大学が違う人同士でも集まって作業や話が出来る場所」を作りたいっていう人と、「バーとかそういう場所をやりたい」僕がいたんです。じゃあそれを合わせて、皆で何か生まれる場を作りたいよねっていう流れで、こういった店ができました。

 

ーハコより先に中身の構想が完成してたんですね。これ結構、開業にあたって大事な事かもしれない。ちゃんと中身詰めてから動いた方が固いという。

山本さんはそもそも、どうしてバーという場所に興味を持ったんですか?

 

山本:大学1回の時に怪しいビジネススクールに入って、株の勉強したり、学生起業の塾とかバーで働いてたんですよね。僕別にお酒めっちゃ好きってわけじゃないんですけど、こういった空間は面白いなと思って。あとバーって起業の中ではハードル低いんで、じゃあとりあえずやってみるかって。

 

ーノリが軽いなあ。

 

山本:あと僕、2回生の時点で単位をほぼ取り終わってたんで、”あと2年何でも出来る身軽な状態”だったというのもあります。まあ、2年じゃ飽き足らず現在7回生なんですけど(笑)

 

ーラッキーセブンだ。8年目の山本さんも応援します。

バーの営業は夜間だと思うんですが、昼間って何してるんですか?

 

山本:株式会社カタルシスっていうのがあって、事業のうちの一つがBar katharsisなんですけど、他に「キャリア」「伝承」っていう事業をやってるんです。例えば「伝承」の方は、庭の会社のエキスパートの知見を若い人に伝えて、その中で新しい価値がうまれるような語り合いをするという。

 

ーへえ~、庭会社の知見、欲しすぎるなあ。昼も夜も忙しくしてらっしゃるんですね。

黒板

ーではお店の話に戻ろうかと思います。お酒の価格帯ってどういう風に決めたんですか?

 

山本:学生が気軽に来れるくらいにしました。400円とかで飲めます。昼の事業で頑張って、バーはそんな利益出なくてもいいようにしてます。

 

ーすごいですね。もう、赤字出んかったらいいわみたいな?

 

山本:そうですね。まあ赤字出ても別に、成り立ってたらオッケー。

 

ー懐が深すぎて、底が見えん。

メニュー

 

ーでは不動産屋っぽいお話をしましょうか。このテナントってどうやって見つけたんですか?

 

山本:歩いてたら見つけました(笑)ここ、保証金とかも無かったんですよね。

 

ーすご。デカい穴といい、条件の良い物件ってネットじゃなくて足で見つかる傾向にあるんですよね。

(忙しい中テナントを探している皆さん、歩き回り代行はShuJuの得意技なんで、時短したければ是非頼って下さい!)

 

山本:でも問い合わせ先も書いてなかったんで、その辺の不動産屋へ虱潰しに行くしかなかったんですよね。そしたら取り扱ってる店を見つけて入って、「ここ内覧するんで!」って言って。

 

ーそんな事あるんや!結構歩いたんじゃないですか?

 

山本:近い順に回って、5軒目くらいでしたかね。

 

ー早い、豪運。このテナントの何が山本さんをそんなに突き動かしたんですか?

 

山本:ここは元々ベンチャー企業が入ってたみたいなんですよね。

 

ーオフィスだったんですね!ってことは、借りた当初はバーカウンターとか無い状態だったんですか?

 

山本:そうですね、お金無かったんでコーナンで材料買ってきて、自分たちで作りました。

 

ーすごい!てっきり居抜きかと。総額いくらほどで完成したんですか?

 

山本:材料費は全部で72万円でしたね。敷金礼金含めると150万くらい。

 

ー材料費、かなり抑えましたね!手で金を浮かせる、起業あるある。

ShuJu不動産もほぼスケルトンな事務所を借りて、DIYを頑張りました。

 

山本:カウンターどこにしよとか考えるの、めっちゃ楽しかったです。

 

ーわかるわあ。

カウンター

このカウンターも酒棚も、ご自分たちで。

すごいなあ。

 

ーこの物件の気に入っている所は?

 

山本:ここが建物の3階奥で、1,2階が居酒屋なんですよね。トラブルメーカー的な人は、みんなそこで脱落してるのか、全く来ないんです。トラブル、起きた事ない。

 

ー上階って集客が難しそうで避けられがちですが、そんなメリットがあったとは!

勉強になります。上階テナント物件を仲介する時の売り文句にしてみよ。

 

パンダ

ー開業が山本さんに与えた喜びって何ですか?

 

山本:人が集まる場としてkatharsisを作ったんですけど、気付いたら60~80人くらいのコミュニティになってて。

もう、勝手に面白いことを起こしてくれたりするんですよね。この勝手に生まれる過程を見ていると、幸せを感じます。

 

ーオートメーション化だ。

 

山本:皆から学ばされることも多いです。「それ、そんな視点でやる⁉」みたいな。面白いですねやっぱり。

 

ー自分じゃない個体が沢山集まってくるわけですからね。見たことない物が毎日見られそう。

 

山本:最初は喋る事とか好きじゃなかったんです。疲れるし面倒やなと思ってたんですけど、気付いたら真逆の人間になりました。

今は喋ってる方が楽しい。出来ないことをやりたがる性質なんですかね。

 

ー出来ないことって、とりあえず始めてみて、時間経ったらなんか出来てたりしますよね。時間って便利すぎる。

山本さん

ー風の噂で、山本さんの座右の銘が「元気溌剌オロナミンC」だって伺ったんですけど、その心をお聞きしたいです。

 

山本:あれか(笑) 僕、昔は全然元気が無くて、最近ようやく夢から醒めて仕事を開始した、みたいな感じなんですよね。

なんていうか、「ダルさ」で動いてるんです。仕方ないからこれやらなきゃ……という動機。これは良くないなと思って、じゃあ自分はどうすれば人生に満足出来るんかなと考えてみたら、「日々、元気溌剌」という答えが出てきたんです。でもこれだけじゃ面白くないなと思って、「オロナミンC」と付け足したんです。

 

ーいい話だなぁ。「サディスティック・ミカ・バンド」のサディスティックの部分みたいなもんですね。

あっ、あの奥の空間って何なんですか?

コワークスペース

店内奥には何やら作業スペースのようなものが。

 

山本:これは、自由に使って貰っていい空間です。今はテスト期間なので、勉強会みたいなのやってますね。

大人数で「語る」のに適したスペースです。時間貸しも、2千円か3千円かそれくらいで承ってます。

 

ーコワークスペースか~。エエ雰囲気やし普通に借りたい、これは。

 

山本:あと、気づいたらボードゲームも増えてきました。

ボドゲの山

こんなもの置かれたら、何時間でも滞在してしまうわ。

 

ー私は大学卒業即の起業だったので、学生をやりながら働くという風景が全く想像がつきません。

学生のうちに起業して良かった!と思ったエピソードがあれば聞きたいです。

 

山本:21歳くらいまでは、やっぱり学生という肩書や若さが目を引いて「マネーの虎」的な企画のお誘いが来たり、何かと行政から声がかかったりしましたね。あと学生と距離が近いから、学生と一緒に何かやろう!という機会が勝手に生まれたりするのも有難い点です。

 

ーやっぱり母数少ないから、目立ちますよね。学生の皆さん、

何かやるなら早い方がいい

 

って事です。若ければ若いほど、何やっても許されるし。

不安な事があれば、ShuJu不動産の元カフェ店長、社会学者、元職人などにいつでも相談して下さいね。

頑張りたい若者を、心から応援しております!

 

ーでは最後に、お店のPRをお願いします。

山本:カタルシスって何?って思ったら、来てください。

 

ーおお、いい文句!

 

山本:それくらいの軽いノリで来てほしいです。

 

ー来ないと分からない、来たら全部分かる。そういうもんだ。

 

ショップカードツーショット

若手同士、エエ感じにやっていきましょ~。

 

 

お店情報


店名:語り×Café&BAR Katharsis(カタルシス)

営業時間:20時~24時

所在地: 〒606-8225 京都府京都市左京区田中門前町28−14 吹上ビル 3階 北号室

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意外と、始めたらなんとかなる。

(適切に頑張れば)

やってみよう。

 

 

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大美ちひろ

ShuJu不動産の営業&クリエイティブ担当&一児の母。 一年に一回以上引っ越すという多忙な学生時代を過ごし、多めに一年間の学習期間を経て、新卒としてShuJu不動産に参加。 特技はだいたいの楽器が弾けることです。『私ほど短期間で内見をした人間はいないでしょうね。はい、住みやすさを考えたお家の案内ができますよ』と周囲を圧倒していた。

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